2人のキーワード(1)

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古代と雪の場合、「擦れ違い」と「マンネリズム」。
もっと端的に、率直に言えば「いい加減にしてくれ」…って事で(苦笑)。

いや…この2人の所為と言うより、某・プロデューサーの所為ですけどね(笑)。 シリーズが進んでも、思う事は毎回「…またかよ」ってのが、素直な感想。
現在のアニメとして作られてたら、「1」の途中で既成事実(笑)。 「2」のラストで式のやり直し、もしくはそのまま入籍・同居。 それ以降のシリーズは、新婚若夫婦ですな。 多分。
当時と較べたら、主人公の年齢も職業も性格も多種多様になっていて、シリーズ途中の結婚なんて問題にもならないでしょう。 …ってより、恋愛は良くても結婚は不可…ってのは、当時のアニメが「お子様向け」だった証明なんでしょね。
しかし「恋愛→結婚」って流れは、子供にとっては当たり前の感覚だと思うんで。 別段、問題無かったと思うんですけどねえ。

「1」が相愛ながら、お互い伝えてない事が原因の言動の擦れ違い。 α星の「願い事」とか、写真の「パパとママ」とか…ですね。
「も〜、あんたら2人は〜っ」
っつー、毎度毎度のイライラ・焦れ焦れってのが、ある意味「売り」だったかと。
そういう事全部が、最終話の「ネタ振り」だった訳だから、悪くない展開だったなあ…と思う。
「2/さらば」以降は、思惑の擦れ違い。
惚れてるから地球に残していこうとする古代と、惚れてるから追いかけようとする雪…とか。 エゴと相手を思う気持ちのバランスが、2人で微妙に違うのな。
任務の為なら取り敢えず、雪を捨てられる(振りが出来る)古代と。 戦闘中でも、古代の後を追える雪と。 公私のバランスも、ちょっと違うし。
極論に走れば「男女の差」なんだろうな、多分。 それも「男性の立場」から見た、男女観。
女性が原作作ってたら、古代はともかく雪の行動パターンは変わってたと思う。

「新た」以降は、「2/さらば」を踏襲する形でのマンネリズム。
任務に突っ走る男と、大人しく…は待っててくれないで後をついて来る女。 …芸人の女房じゃないんだから…雪は…(苦笑)。
こういう辺りも、男の作った話だなあ…と思う。 230年も未来を舞台に、レディファーストを微妙に無視して、「夫唱婦随」だの「女、三界に家無し」だの…って感覚が見える辺りが。

今のご時世。
たとえ「地球の一大事」という理由が立て続けて起ころうとも、あれだけ結婚を先延ばししてたら…九分九厘、女に捨てられます(笑)。

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Last Update : 20040316
Tatsuki Mima