島が死んだ理由。

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古代を「大泣きさせる」為(笑)。
…とか言ってるけどね。 美馬、一番の贔屓は島だから「某・プロデューサー」絞め殺しに行っちゃろか…って、マジ思ったぞ。 最初に観た時。

全シリーズを通して、共通しているのは「主要な味方キャラクタが、必ず1人は死ぬ」事である。
初期シリーズの沖田艦長。 「さらば」では、雪・真田さん・斎藤・加藤(兄)・山本。 佐渡先生・徳川さん・アナライザー・土方艦長…と、死なせたい放題死なせている(苦笑)。 「ヤマト2」でも人数こそ減ったものの、それでも加藤(兄)・山本・徳川さん・斎藤・土方艦長が死んでいる。
「新た」でスターシャ、「永遠に」で古代守・サーシャ(澪)・山南艦長。 「ヤマト3」で、揚羽と土門、ガミラスの軍人さんも味方だな(笑)。
誰が死んでも、古代は悲しむ。 …が、大泣きするのは雪・島・真田さんの3人に絞られるだろう。

「完結編」の企画で、一番最初に出たのは恐らく「沖田艦長の復活と、その死」だろう。 沖田艦長の死には「ヤマトの消滅」が付随するとすれば、ストーリーの最後でしか在り得ない。 沖田艦長が死ぬとなれば、古代が泣く事は目に見えているが。 恐らく「沖田艦長の死」は、あくまでも静かに見送るものじゃないといけなかったのだろう。
…となると、それより前に古代を「大泣きさせる」には、誰かに死んでもらわなければならない。 前述の3人のうち、連続した時系列からは外れたとは言え「さらば」で雪も真田さんも、一度死んでいる(苦笑)。 残るのは、島しか居ない。

しかし、その「死なせ方」に結構無理が有る。 いにゃ…結構どころか、めっさ無理。
まず、すぐ「出撃したがる」古代は置いといて、指揮系統的に「艦長直下」に位置する「第一艦橋メンバー」が白兵戦に出る必要が有ったか? 良く観ると、南部ちゃんと相原ちゃんも白兵戦に出ている。 …変だろう、それは?
ヤマトは砲撃可能な状態だったのだから、余程「人員が不足」してない限り南部ちゃんは第一艦橋に残されるべきだ。 戦闘班長の古代が(後先考えず)飛び出していったのだから、全ての戦闘に関わる指揮は南部ちゃんから発せられなければならないはずだ。
混戦・乱戦になればなるほど、通信は重要度を増す。 通信班長である相原ちゃんが、表に出る必要はない。
島が第一艦橋に戻って来た時、そこに太田ちゃんが居た。 航海班長が飛び出してしまえば、航行に関する指揮は太田ちゃんのものだから、それは正しい。
(例によって、操舵はしないだろうけどね/苦笑)
しかし、もし出るなら航海班長より先に、副長の太田ちゃんが出るんじゃないだろうか?
島が「白兵戦に不向き」なのは「ヤマト2」でバレバレな事実(笑)。
(あの時も、島が出た意味が良く分からんが)
艦長代理、そして艦長経験者の古代が何故、一緒に出て来た島に対して、一喝して第一艦橋に戻さなかったのか不思議で仕方がない。

ま、そこまでは譲って、島が負傷したとしよう。
負傷して割合すぐに、古代に言われて第一艦橋に戻っているのだが…何で、誰も気付かんの? 確かに島は「平気」を装っていたし、操舵席に着くまでは如何にも普通に駆けたりもしている。
…が、沖田艦長と雪。 後ろから見て、島の動きって「尋常」でしたかね? 普段と違って、切替操作が緩慢じゃなかったですかね? かなり無駄に、頭の位置が動いてるのが分かったはずですが? あんたら…窓の外しか見てなかっただろ…(苦笑)?
あれだけの時間を「腹圧掛けながら」生きてたんだから、早く気付いて適切な治療(止血)をして安静にさせていれば、かなりの確率で死んでないぞ?
「私にやらせて下さい…私は、もう…」
そんな事言う島を、無理矢理医務室に叩き込むのも「仕事のうち」だったんじゃないんですかい?沖田艦長?

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Last Update : 20031201
Tatsuki Mima