リメイクするなら(4)。

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スターシャ…死ななきゃ駄目っすか?
「イスカンダル王家の血」ってプライドは、愛情よりも優先されるべきもんなんですか?

「1」の25話、ただの女として告白したんじゃなかったんですかね。
「愛しているわ…守…」
…と。
守が駆け降りて抱き合った時、あんなに幸せそうだったじゃないですか。 故郷を捨てられるほど、愛していてくれるんだ…ってのが嬉しかったんじゃないんすか?
惚れた男と、その間に生まれた娘とへの愛情より、生まれた星(と血筋)への忠誠が勝るもんなんですか?

つーか、この話。
最大に描かれてるのは「デスラーの愛情の方向」なのだが、その行き場を捨てて良いもんなんだろうか? ヤマトと地球が抱えている、スターシャとイスカンダルへの「恩」という想いの行き場は、どうしてくれるんだろうか?
ガミラスが散って、重力バランスが壊れた結果。 イスカンダルの遊離が近いうちの破滅に繋がるのなら、王家の人間がイスカンダルを捨てても、もう居なくなった民の誰も恨み言は言わない…と思う。
だって、王家はその最後までイスカンダルを護り続けたんだから。
「イスカンダリュウムを、宇宙の何処かの戦乱の火種として渡せない」
のならば、上空に「誰が居たか」を思い出すべきだったと思う。
ヤマトとデスラー。
どちらもイスカンダルという惑星に、少なからぬ想い入れがあって、きっと破壊したくなんて無いだろうが、それを説得する事こそが「イスカンダル王家の最後の1人」のするべき事だったんじゃないか…と思う。

スターシャが脱出して、その生存が確認出来るのなら。 ヤマトがイスカンダルに向けて波動砲を撃つ事に、それほどの罪悪悪は感じないで済んだはず。
イスカンダルからもたらされた波動エンジン、それが有ってこその波動砲に、イスカンダルという惑星の介錯を委ねる…皮肉と言えば、とんでもなく皮肉な話だが。
イスカンダルの科学力(の結果)で、イスカンダル自身に決着を着ける。 それが、スターシャが「自爆装置」のスイッチを押す事と、どれだけ差が有ると?
ガミラスという惑星の散った今、遊離するイスカンダルに照準を合わせる。 双子星として同時に生まれた一方が、もう一方の最期を見届ける。 それもそれで、皮肉が過ぎるが。
ガミラス内郭で採掘船団を見た時の怒りは、イスカンダルが荒らされるのを黙って見過ごせるとは思えない。 そんな場面をもう見たくないデスラーと、それ以上に見たくないスターシャの思惑が一致しているなら。 デスラーには、イスカンダルが破壊出来るはず。

惚れた男の為に、プライドを捨ててまでは生きられない女でも。 子供の為には、何を捨てても生きられるのが母親のはず。
「お母さまは、もう貴方を抱いてあげられないの」
死んでからそう言うくらいなら、自分が生き残る事も考えられたんじゃないのか?
プライドってものは、たやすく捨てられないのも実際だが、捨ててしまえないものではない。 もしもこの時既に、サーシャがデザリアムで死ぬ事が分かっていたのなら尚更、そんなものを捨てて生きられたはず。
「未来は、自分で勝ち取るもの」だったんじゃないんですかね? そう言って、ヤマトをイスカンダルに来させたんじゃなかったんですかね?
自分の未来の為ではなく、娘の未来の為に生き延びる事は選択出来なかったんもんですかね?

「愛しているわ…守…」
そう言えたスターシャが、イスカンダルを捨てられないなんて、ちょっと…違和感がある。

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Last Update : 20040121
Tatsuki Mima