楽屋裏:「1」第1話

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    「島」のセリフが有って、それに続いて「古代」のセリフが…。
・・・・・・・。
「…の、ザル頭〜っ!!」
カメラが止まるのと、ほぼ同時に「古代」は「島」に殴り倒されていた。

「駄目よぉ?島君? だって、古代君は顔と雰囲気だけで選ばれた素人なんだから」
    …雪さん…外れてる訳じゃないですけど、フォローにもなってないです〜(しくしく)。
「…顔で選ばれただけの奴だから、演技には目をつぶってます。演技にはっ
でも…幾らド素人だっつーても、こいつのセリフ憶えの悪さって尋常じゃないですよ」
あ。島さん、台本持ってるし…ヤバい、かな(汗)?
「たかが『兄貴は怪我じゃない、死んだんだ』ってセリフくらいで、7回もリテイク出せるんだぁっ!!?」
「痛い、痛いっ」
「顔殴っちゃ駄目よー。腫れたりでもしたら、撮りが止まるから(くす)」
雪さ〜んっ!止めるんなら、殴る事自体止めて下さいよお〜っ!
「痛いですってばっ。 島さんって、僕殴る為に台本持ち歩いてるんですか〜(泣)?」
「演技とセリフの為に決まってるだろうがっっ!」
今度は、蹴られてしまった…(痛)。
「口は災いの元、ねえ?古代君(ふふ)」

    も〜、ポカポカポカポカ…。 あのヒト、僕をサンドバッグか何かだと思ってないか〜?
「ちょっと(註:ちょっとじゃない)セリフ間違えたりしてるだけじゃないか…(ぶつぶつ)。 わざと間違えてるつもりじゃないんだし〜(ぶつぶつぶつ)」
「相手が悪かったわねえ、島君ですもの(くす)」
…そう、台本1冊分なんて、とても憶えてられないだけで(←威張れない)。
「セリフさえ憶えてれば、殴られなくて済むわよー?」
「…雪さん…。何気に、今すぐ不可能な事言わないで下さいよ…(しくしく)」
大体、雪さん自体、僕を「素人」だって言ってるくせに…。
「どうせ『殴られなくて済む方法』教えてくれるんなら、もっと簡単な方法教えて下さいよ〜(かなり切実)」
    こんなにパカパカ殴られてたら、セリフなんて余計憶えられないよ。
「えー?
…そうねえ…。
・・・・。
(考え中らしい)
・・・・・・・・。
ああ、そうそう♪
女性は殴らないわよ、島君(うふふ)。怒鳴るけど」
「僕に、性転換しろ…っつーんですかあっ(大汗)!?」

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Last Update : 20031216
Tatsuki Mima