古代と島。それぞれが、お互いの鏡像。
端的に言うなら、同一人物の裏と表。
企画の初期段階に、1人のキャラクタとして設定された人物を、無理矢理2つに分けたのが古代と島…なんじゃないかと思う。
勿論、そういう話は聞いた事が無いし。
実際にも、そんな資料は出て来ないだろうとも思う。
それでも、美馬はそう思っている。
「実は、似た者?」を書いた後、何で似てるんだろう?…と思ったのが、最初。
主役は一応(「1」の場合は、誰が主役と言いがたい部分が有るから)古代なのだから、その対比の為に島を出したのだったら、もっと明らかな差が在って然るべきだろう。
ああいう時代だから、誰もそれなりのトラウマは抱えているだろうし、内側に持ってる感覚も近いだろうが。
見た目や性格くらい、もっとはっきり違っていて良さそうなもの。
明と暗、静と動、寡黙と饒舌。
長幼、高低、軽重…幾らでも有るというのに。
ぱっと見、確かに違う。
所属が違うから、色さえ違う。
どんなに作画が安定していなかった「1」でも、見間違う事は絶対に無い。
…だが、行動させてみると、意外に似たような言動を取っている。
特に、口論(もしくは、それを通り越して喧嘩)させてみればこの2人、本当に大差無い。
同年だから「年表的」な経験は、ほぼ同じでも。
「個人的・家族的」な経験は、相当に違っている。
それでも、18年掛けて形成された人格は、意外なほどに近い。
…在り得るのか?
だから、きっとDNAが同一なんだろう…と。
精神的なDNAが、一卵性双生児のように。
1人の人間の内面的な葛藤を、「動画」にするのは難しいから。
わざわざ、古代と島という2人に分けて見せているんじゃないかな…と。
「さらば」で、古代を見送る島と。
「完結編」で、島を見取った古代と。
それが意味するものが、自分自身の「半分」の死なら。
あの後…どうしたんだろうね、それぞれは。
「二重露出 ★」参照の事。
▲ |
<前頁
Last Update:20040403
Tatsuki Mima